2010年5月20日
Neesima Room第37回企画展
「目的の大なる人物を―創設期の学生たち」開催中
「学校を卒業して、如何にして就職しやうかと云ふ事を考へるのは、抑々末である。人間は自分を修養しておきさへすれバ、為す可き仕事は何処に行ってもある。自分を修養して、世間の為めに何(ど)うしたらよいかと云ふ事を考へさへして居たらよい」
これは、1886(明治19)年から5年間、同志社英学校に在学した深井英五が、新島襄からかけられた言葉です。そして、彼は同志社での学生生活はこの言葉に尽きると回想しています。学生たちはいまだ施設も不十分な創設期の同志社という学校のなかで、それでも卒業後社会に出て役立てる人間となるため修養につとめていました。同志社での学生生活が、目の前の小さな目標にとらわれずに、自分という人間を磨くための修養の時間であったことがうかがえます。
この企画展では、こうした想いを持って学んでいた創設期同志社の学生たちをとりあげます。創設期の学生たちをとりまく環境としての学校、学生たちが実体験した学問や生活、そして彼らが力を入れた演説活動、これらは一人一人の人格を作り上げた教養であり、彼らの身についていったものでした。また、そうした同志社での学びを経て、学生たち一人一人がどのように社会で身を立てていったのか、その軌跡や想いをゆかりの資料から紹介します。
学生たちが日々の学習で使用した英文テキストやノート、身につけた教養を言論を通じて互いに練り上げた演説活動の記録など。当時の同志社が持つ雰囲気や学生たちが考えていたことをうかがい知るきっかけとなるのではないでしょうか。当時の学生たちが抱いた「志」を感じ取っていただければ幸いです。
期 間:2010年4月1日(木)~7月31日(土)
時 間:10:00~17:00
(土・日曜日は16:00まで)
閉室日:祝日、2010年4月29日~5月5日、
5月25日~31日
(同志社創立135周年記念行事「新島襄と同志社」
開催〈於:大丸京都店〉のため)
会 場:Neesima Room
(今出川キャンパス ハリス理化学館2F)
入場料:無 料
<第37回企画展展示室内の様子>
◆上記期間中、常設展を併せて開催
◆公開講演会
演 題:「目的の大なる人物を」にふれて
―現代学生との振幅で―
講 師:真銅正宏氏
(同志社大学文学部教授、学生支援センター所長)
日 時:2010年6月12日(土)
13:00~15:00
会 場:寧静館5F会議室(今出川キャンパス)
2009年12月 7日
同志社社史資料センターでは、下記の通り、第36回Neesima Room企画展公開講演会を開催いたします。
テーマ:「新島八重という人を語る」
講師:野口信一氏(会津若松市立会津図書館長)
河野仁昭氏(元同志社社史資料室長)
日時:2009年12月12日(土)13:00~15:00
場所:同志社大学今出川キャンパス 至誠館2階21番教室
(京都市営地下鉄烏丸線「今出川」駅下車)
協賛:京都知恵と力の博覧会
この度の公開講演会では、新島八重の故郷会津若松より郷土史に造詣の深い野口信一氏、ならびに同志社の歴史および京都の文学に詳しい河野仁昭氏を招き、八重を育てた会津若松、会津若松の風土で育った八重と京都について考えます。
ぜひご来場ください。
【お問い合わせ】
同志社社史資料センター
TEL: 075-251-3042
FAX: 075-251-3055
e-mail: ji-shasi@mail.doshisha.ac.jp
2009年10月 1日
2010年は、新島八重生誕155周年にあたります。八重は1845(弘化2)年11月3日、会津藩(現在の福島県会津若松市)で生まれました。1932(昭和7)年6月14日に永眠するまでの八重の生涯は、様々なキーワードをもとにして読み解かれてきました。会津戦争、女丈夫、新島襄の妻、クリスチャン、篤志看護婦、茶道などがその最たるものでしょう。
さらに、近年テレビ番組等で八重が取り上げられる機会がいくつかありました。そうした番組ではとりわけ八重の進取性がクローズアップされ、同世代の女性とは異質な、先進的な存在であったことが浮き彫りにされています。確かに、会津戦争の時には鉄砲を扱い、また新島と結婚してからは洋服を着るなど、彼女は当時の一般的な女性と比べると特異な存在であったと言えるでしょう。
八重の進取性は注目に値するものです。しかし、同時に八重の行動には常に何らかの彼女なりの理由に基づくものであったことがうかがわれます。その理由は、彼女の生涯の場面ごとに異なりますが、彼女の諸活動の様相から見いだせるのではないでしょうか。
今回は、八重の生涯のうち、会津戦争時代、同志社時代、篤志看護婦時代に着目します。展示を通じて彼女の進取性とそこに見出される彼女の矜持を感じ取っていただけると幸いです。
期間:2009年10月1日(木)~2010年1月31日(日)
時間:10:00~17:00(土・日曜日は16:00まで)
閉室日:祝日、2009年11月5日・29日、12月14日・23日 ~2010年1月6日
会場:Neesima Room (今出川キャンパス ハリス理化学館2階)
入場料:無料
協力:会津若松市、会津若松市立会津図書館、福島県立博物館、会津武家屋敷
協賛:京都知恵と力の博覧会
2009年5月18日
同志社神学校教授であった湯浅吉郎(半月)が考案した徽章案は、1893(明治26)年10月20日、正式に同志社徽章として制定されました。湯浅は神学校で旧約聖書を教え、古代語にも明るかったこともあり、アッシリア語の「ムツウ」という言葉(国や国土を意味する)をモチーフにして三角形を3つ並べた形をデザインしました。
同志社徽章を形成する均等な3つの三角形は、それぞれが教育の三要素である知育、徳育、体育を表し、その三角形が織りなす調和自体がこれらの教育を完全な形で行うという意味を持つと解釈され、現在まで受け継がれています。
同志社徽章の誕生から今年で116年を数えます。その間、徽章は同志社諸学校の園児、児童、生徒、学生、卒業生、そして教職員をひとつにするアイデンティティの具象として愛されてきました。今回の展示では、多用に利用されてきた徽章を、同志社の歴史と重ね合わせながら展示いたします。
徽章に込められた様々な思いや意図を感じ取っていただけると幸いです。
期間:2009年4月1日(水)~7月31日(金)
時間:10:00~17:00(土・日は16:00まで)
会場:Neesima Room (同志社大学今出川キャンパス ハリス理化学館2階)
閉室日:祝日、4月29日~5月6日
公開講演会「視覚シンボルの意味とその理解」
井上智義氏(同志社大学社会学部教授)
日時:2009年6月20日(土)13:00~15:00
場所:至誠館3階会議室(同志社大学今出川キャンパス)
<第35回企画展展示室内の様子>
尚、会期中は常設展も同時開催しております。
<常設展展示室>
2008年10月 2日