2012年4月 6日
同志社スポーツに関する展示をというのは、当センターの年来の希望でありました。今回はじめて開催に至ったことをまずは喜びたいと思います。
体育会所属だけでも50団体もあるクラブを網羅的に語る主旨をどのように設定できるのか、しかも限られたスペースで可能なのか、といった難題がいつも計画をとん挫させてきました。スポーツがフレッシュな時期にもっとも適合的なテーマであると分かっているだけに展示をうてないことを残念に思っていました。
今回われわれは難題は難題としてひとまず置いておいて、同志社スポーツの現在を、体育会所属のクラブをできるかぎり網羅的に選び出し、練習場などの施設や活動の有様を中心として、その戦績や学生生活との関連をも加えて描いてみようとしました。展示スペースを少しばかり拡げ、展示を4期に分けて、今年はオリンピック・イヤーでもありますから、ともかく試みてみるという心づもりで行ないました。
展示の品々は同志社スポーツユニオンの全面的なご協力と各クラブのご好意によって提供されたものであります。また、同志社スポーツアトム編集局には写真、映像などで多大なお世話になりました。そのほか多数の方々から種々のアドヴァイスもいただきました。関係各位の熱意によってこの展示がはじめて成立したのだということを明記しておきたいと思います。心から謝意を表するものであります。
展示替えを4度行ないますので、展示期間中に幾度か足をお運びいただき、同志社スポーツの現在を少しでも体感していただければと存じます。
期間:2012年4月1日(日)~7月31日(火)
時間:10:00~17:00(土・日は16:00まで)
閉室日:祝日、4月29日~5月7日、6月4日、7月2日
会場:Neesima Room(同志社大学今出川キャンパス ハリス理化学館2階)
入場料:無料
◆シンポジウム
日時:2012年6月2日(土)12:30~14:30
会場:寒梅館ハーディーホール (同志社大学室町キャンパス)
2012年1月20日
現在、同志社大学のホームページは不正なアクセスを受けて一時停止しております。
そのため、本サイトの「センター紹介」「企画展」「利用案内」「編集・出版物」「懸賞論文」「Neesima Room」「新島旧邸」「新島遺品庫」のページもご覧いただけません。
なにとぞご理解、ご協力たまわりますようお願い申し上げます。
昨年度秋学期に「幕末と同志社ー薩摩藩邸址にあってー」と題した企画展を行い、多数の方に観ていただきました。長い歴史をもつ京都にあって、この地に同志社があることを認識するのは、われわれの歴史をもまた新たにすることができるのではないかと考えたからであります。そのときの展示では幕末を主としたものでありました。今回は現在もまだ一部で続行中であるもののキャンパスの発掘調査が一段落したことをうけて、その成果を中心とすることによってさらに京都の歴史を遡った展示を企画いたしました。
花の御所から相国寺、さらに公家屋敷・町屋が立地しましたこの地を、出土した遺跡・遺物などから辿ってみて近代日本にいたる、まさに「京都の中の同志社」を展観してみようといたしました。
遺跡・遺物・書画などからどのような歴史を垣間見ることができるのか、その確たる像を十分に画くことはできませんが、今回の発掘は多大なヒントを与えてくれるものであると思われます。また、京都の近代化において同志社がどのような意味をもっていたのかということも考えていただけるのではないかと思います。どうぞ様々の思いをめぐらせてお楽しみいただきたく存じます。
なお、今回の展示テーマの趣旨に沿ったシンポジウムを12月17日に開催いたします。こちらの方にも足をお運びいただき、「京都の中の同志社」について語り合うことができればうれしく存じます。ご参加をお待ちしております。
最後になりましたが、今回の展示にご協力いただきました各位に厚く御礼申し上げます。
期間:2011年9月28日(水)~2012年1月31日(火)
閉室日:祝日、11月29日、12月23日~2012年1月5日
時間:10:00~17:00(土・日は16:00まで)
会場:Neesima Room(同志社大学今出川キャンパス ハリス理化学館2階)
入場料:無料
◆シンポジウム
「京都の中の同志社」
2011年12月17日(土)13:30~15:30
会場:同志社大学今出川キャンパス 明徳館1番教室
報告者:
鋤柄俊夫氏(文化情報学部教授)「公経と義満」
浜中邦弘氏(歴史資料館准教授)「公家社会と京都」
小枝弘和氏(社史資料センター社史資料調査員)「明治の近代化と同志社」
主催:同志社社史資料センター
共催:同志社大学歴史資料館
出陳協力:島津製作所創業資料館
1810年に誕生したアメリカン・ボードのmissionは、海外に福音を伝えることでした。ボードは、インドをはじめとして世界各国へと伝道地を広げます。日本へボード宣教師D.C.グリーンが派遣されたのは、1869年のことです。開港地神戸を拠点としたボード宣教師たちは、活動を開始してから5年後の1874年の年始に、アンドーヴァー神学校での学びを終える直前にあった新島に「私たちの仕事が大いに将来性のあるつぼみとなっているとおわかりでしょう。しかし、私たちには助けが必要です。」などと書いた手紙を送ります。それに応えるかのように、新島は帰国して神戸の宣教師たちに加わります。
新島もまた彼らと同じボードから日本へ派遣された宣教師でありました。帰国直前に彼は、ラットランドで開かれたボードの大会で、日本でのキリスト教主義学校の設立を訴え、約5,000ドルの寄付の約束を得ます。新島の宣教師としてのmissionは、学校の設立なくして考えられなかったのです。彼はボードの援助を得つつ、京都での学校開校を実現します。これが同志社英学校です。同志社の開校と相前後して、ボード主導で宣教師らが設立した学校がありました。かつて「女學校(おんながっこう)」といわれた神戸女学院です。この2つの学校は、1カ月違いで誕生し、同じボードがまいた種ですが、その設立の経緯が大きく異なります。
われわれは、ボード設立200年の記念にあたり、今一度同志社とボードとの関係を再認識する必要を覚えました。そして、その関係は、神戸女学院との比較で明らかになると考えました。2つの種は、それぞれの特色のある花を咲かせました。本企画展では、その花を見ていただけるのではないかと思います。
今回の企画を持って神戸女学院にご協力をお願いに参りましたところ、快く応じていただき、そればかりかこれまで学外に出されたことのない貴重な資料までもお借りできることになりました。とりわけ重要なものは特別資料展示の際にご覧いただけます。これは、ひとえに森孝一院長をはじめとした神戸女学院の方々のご理解とご高配に因るものです。ここに関係各位に深く感謝申し上げる次第です。
この展示を通して考えたいことは「来日宣教師たちが有したmission とは何か」です。6月25日には森孝一院長をお招きして公開講演会を開催いたしますが、この講演でそのヒントを得ることができるのではないかと期待いたしております。
両校をはじめとしてたくさんの方にご覧いただきたく存じます。
期間:2011年4月1日(金)~7月31日(日)
時間:10:00~17:00(土・日は16:00まで)
閉室日:祝日、4月29日~5月5日
会場:Neesima Room(同志社大学今出川キャンパス ハリス理化学館2階)
入場料:無料
【特別資料展示】
2011年6月25日(土)~7月1日(金)
門外不出の神戸女学院の資料2点を特別展示します。
小磯良平画「タルカット肖像」
タルカットは神戸女学院創立者の1人。神戸の洋画家小磯良平の作。
小磯の実母・養母共に神戸女学院出身。
市川栄之助筆写「約翰傳福音書」
市川は1871(明治4)年、キリスト教信仰の嫌疑で逮捕・投獄された。
本資料は奇跡的に押収されなかった市川旧蔵資料。
今年は逮捕からちょうど140年にあたる。
<第39回企画展展示室の様子>
◆公開講演会
「同志社と神戸女学院―アメリカン・ボードとの関係をめぐって―」
講演者:森孝一氏(学校法人神戸女学院理事長・院長)
日時:2011年6月25日(土)13:30~15:00
会場:クラーク・チャペル(同志社大学今出川キャンパス クラーク記念館2階)
2010年10月 4日
Neesima Room第38回企画展
「幕末と同志社―薩摩藩邸址にあって―」開催中
同志社今出川キャンパスは、御所と相国寺との間にあります。今からみると、キリスト教を建学の理念とする英学校が、このような立地に作られたのが不思議に思えます。
1875(明治8)年当時、御所は天皇とともに多くの公家たちも東京に移り、空っぽの状態でしたし、相国寺は政府の宗教政策のあおりを受けて不振でした。加えて世は「文明開化」に邁進中でした、同志社英学校のキャンパスがこの地におかれることが可能であったのは、このような時期であったからでしょう。
しかしながら、ほんの十数年前のこの地は、とても烈しい政争の舞台でした。朝廷を監視するための所司代の出張所、公家邸、幕府、雄藩が変転きわまりない状況にあって、それぞれ動きを起していました。とくに文久期以降は、御所とその周辺での政治的緊張感は高く、さまざまな事件が惹起します。その中にあってこの地も重要な歴史的空間でありました。
同志社が、このような幕末・維新の意向に直接つながるものではありませんが、京都の歩みの中に同志社を位置づけようとするとき、この地の歴史をたどってみるのは意味のあることだと考えます。
現在、NHKの大河ドラマで取りあげられているこの機会に、「幕末と同志社」と題して、今出川キャンパスの前史とその成立事情をテーマとした企画をたててみました。そこで主として学校史の観点からは社史資料センターが、京都史の観点からは同志社歴史資料館が、それぞれ資料を提供して、展示を行うことといたしました。さまざまなご関心をもってご覧いただける展示になったと思われます。ご意見をお寄せいただければと存じます。
期間:2010年10月1日(金)~2011年1月31日(月)
時間:10:00~17:00(土・日曜日は16:00まで)
閉室日:祝日、11月25日、29日、12月23日~2011年1月5日
会場:Neesima Room(同志社大学今出川キャンパス ハリス理化学館2階)
【特別資料展示】
2010年11月26日(金)~12月22日(水)
※開催期間中は土・日曜日閉室
入場料:無料
<第38回企画展展示室の様子>
◆公開講演会
「島津家と近衛家―京都から薩摩への文化伝承―」
講演者:田村省三氏(尚古修正館館長)
日時:12月11日(土)14:00~15:30
会場:クラーク記念館2階 クラーク・チャペル
◆上記期間中、常設展を併せて開催